2021.01.18

ルケ “オペラ・プリマ”

ルケ “オペラ・プリマ”
「まったく新しい手法で造られた、高品質なルケ」という意味を込めて「オペラ・プリマ(第1作、最高作品)」という名前を付けています。
現当主ルカ・フェラリスが、創業者である祖父マルティーノに捧げたワインです。

造るのが難しいので毎年造るわけではなく、'13、'14VTは造っていません。ルケ種にはピノ・ノワール種との類似性があると感じたルカは、偉大なブルゴーニュに匹敵するようなルケのワインを造ろうと考え、まずは最高の葡萄が出来る畑を選ぶことから始めました。このオペラ・プリマは「ブリッコ デッラ ジョイア」と呼ばれる単一畑の葡萄を使っています。

アスティ側の南向きの斜面で、標高は285m。土壌はトゥーフォと呼ばれる火山灰が堆積して固まった凝灰岩で、樹勢が強くなりません。非常に日当たりが良いため、葡萄はしっかりと色づき、糖度の高い、粒が小さく凝縮されたものになります。畑を厳しく管理、グリーンハーベストを行い、収穫量を半分まで落とします。機械が入ることの出来ない急斜面のため、収穫は手摘みで行います。葡萄は厳しく選別し、温度管理したロータリーファーメンターで発酵させ、35~45日間醸しを行います。ステンレスタンク(ロータリーファーメンター)でマロラクティック発酵させます。品種の持つ個性を隠してしまわないよう、500Lのフレンチオークのトノー(新樽40%)で24~32ヶ月('15VTは18ヶ月)熟成させます。さらに12ヶ月瓶熟してからリリースします。

バックラベルにはボトリングナンバーを印刷しています。ラベルデザインは、ワインがブルゴーニュスタイルであることを意味しています。「2015年は私の人生で一番のオペラ・プリマができた」とルカは話していました。
ルケ “オペラ・プリマ”
ルケ “オペラ・プリマ”