ジェルソ ネーロ 18
生産者:ポデーレ29(イタリア、プーリア)
使用品種:ネーロ・ディ・トロイア(ウーヴァ・ディ・トロイア)100%
プーリアの北部だけで栽培されるデリケートな品種ネーロ・ディ・トロイアからのワイン。垣根仕立てです。葡萄が成熟して、今一番良い状態を迎えています。10月初旬に収穫します。マロラクティック発酵後、ステンレスタンクで約6ヶ月熟成、その後瓶で6ヶ月寝かせています。紫がかった濃いルビーレッド。ブラックベリーやチェリー、プラム、イチジクなどの果実の豊かな香り、少しブラックペッパーやクローヴを思わせるスパイスのニュアンス。口に含むと、肉厚でボリュームがあり、しっかりとしたタンニンが感じられます。余韻にはフローラルな香りが漂います。¥2,090(税込)
トレス・パラシオ ピノ・ノワール レゼルブ ‘17
生産者:ビーニャ・トレス・パラシオ(チリ、マイポヴァレー)
使用品種:ピノ・ノワール100%
冷涼な気候がもたらすフレッシュな酸、チリワインながら繊細な口当たり。土壌は火山性の堆積土で、表土は粘土質、下層土は砂利と石灰岩の混ざる土壌です。葡萄の実が色づく前の若い時期は、房が日光に当たりすぎないように葉を残しておきます。収穫の1週間前に、房のまわりの葉を取り除き、理想的な状態まで熟すようにします。同時にフレッシュさと充分な酸を失わないように常に注意を払います。発酵前に約7日間、8度で低温マセラシオンを行い、色とアロマを抽出します。発酵は、16~21度にコントロールしながら垂直のステンレスタンクで行います。少量ずつ仕込むのがポイントです。発酵タンクの下の部分までしかマストを入れません。そうすると果皮と果汁との接触面が多くなり、ピジャージュなどマストに負荷をかけなくてもソフトな抽出が可能となります。マロラクティック発酵もタンクで行います。リリース前にボトルで6ヶ月寝かせます。輝きのあるルビーレッド。イチゴやラズベリーの赤い果実やスミレのアロマ。口当たりは繊細でフレッシュ、バランスがとれています。余韻にも心地よい果実味が続きます。¥1,760(税込)
パト・ド・シャ ピノ・ノワール 18
生産者:アルファロワール(フランス、ロワール)
使用品種:ピノ・ノワール100%
アルファロワールは自然の保護、天体の及ぼす影響までを配慮した独自の自然農法を実践するワイナリー。葡萄園周辺の環境保全にも配慮した自然農法を実践しています。ピノノワールの良さが余すところなく表現された冷涼系ピノ・ノワール。チャーミングな赤い果実味ときれいな酸、ピノならではのミネラル感がたっぷり。このスタイルのピノ・ノワールをこの価格で飲めるのは、ピノ好きにとってはうれしい限りです。可愛い猫の手ラベルも印象的です。(実はオーナーは犬が好きで、犬を飼っています。なんで猫の手ラベルにしたのでしょう?? 聞きそびれました。¥1,595(税込)
エステザルグ コート・デュ・ローヌ オーガニック・ルージュ 19
生産者:ドニ・デシャン家(フランス、コート・デュ・ローヌ)
使用品種:グルナッシュ、シラー、サンソー
アヴィニヨン近郊のエステザルグ醸造所は、フランスで一番小さな栽培者共同組合と言われており、加盟している生産者数は現在12名。このワインはオーガニック認定を取得したドニ・デシャン家が、選りすぐったブドウで仕込む酸化防止剤(亜硫酸塩)無添加、野生酵母100%発酵、ノンフィルターの自然派ワインです。色調は紫がかった濃いガーネット色で、香りは凝縮感のあるブルーベリー、ブラックチェリー等。アタックは果実味たっぷりで、豊かな果実味の中にミネラル・酸・タンニンが程よく溶け込んで、バランスよくボリューム感のある味わいです。抑制のきいたピュアな果実味、ミネラルと酸の旨味の余韻が魅力です。¥1,430(税込)
チノ・チャノ ティント ‘18
生産者:カサ・ダス・ホルタス(スペイン、バイアオン)
使用品種:アヴェッソ30%、フェルナン・ピレス30%、ロウレイロ20%、アリント20%
「バイアオン」地区では年間の寒暖差が大きく、葡萄が理想的な熟成度に達するまでにじっくりと長い時間をかけて成熟する傾向があり、アヴェッソ種はこの気候に適した品種と言われています。柑橘系の果物にトロピカルフルーツのニュアンス。 綺麗な酸と果実感が絶妙なバランス。微発泡が心地よく口の中で弾けます¥1,595(税込)
プラン・ド・デュー キュヴェ・エゴイスト
「エゴイスト!?」・・現当主ベルナールが学生の頃から好きで好きでたまらず、今も娘にも手伝わせない本当に「エゴイスト」な畑のブドウのみでこのワインは造られます。先代の父エドモンが、いとこの所有していた当時まだ森だった土地を借り受け、その後いとこが亡くなって貰い受け、1971年にまだ学生だったベルナールが父エドモンと共に葡萄を植え、初めて任されたプラン・ド・デューの丘にある1haほどの思い出の畑です。
90%フリーランジュース、10%プレスジュースをブレンドした後、タンクでマロラクティック発酵。熟成は、コンクリートタンクで12ヶ月行います。清澄はせず、軽くフィルターを通します。濃い紫色。プラムを思わせるアロマ、バランスがよくしっかりとした骨格があります。
テラム コート・デュ・ローヌ ルージュ
現当主のジュリー氏の夫ニコラ・リシャルム氏の父はコルシカ島でビオディナミ栽培のワインを造ってきた経験もあり、1997年から20年以上にわたりその経験を活かしビオディナミ栽培を実践し、収穫の少ないクローン種に切り替え、自分たちの土地に合う採用する研究を重ねてきました。
「大地」を意味する「テラム」と名付けられたこのワインは、コート・デュ・ローヌの真骨頂を味わえる力強い1本です。生産者はこのワインに「大地のように静かでどっしりとしたさま」をイメージしていることからこの名がつけられました。醸造はステンレスタンクにて、3週間かけて温度調整をしながら発酵。土壌は粘土とシリスです。赤い果実の味わいが特徴的で、透き通るようなミネラルと繊細な酸を感じとれます。肥沃な土壌なので、厚みもしっかり出ています。
ローラン・ラ・ギャルド
ジロンド河を挟んでサンジュリアンの対岸に位置するサン・スーラン・ド・キュルサックにあるシャトー・ローラン・ラ・ギャルド。なだらかな傾斜が続くブライの土地の中でも小高い丘の上にある約29ヘクタールの一枚畑を持ち、日当たりと水捌けのよい傾斜、ジロンドから吹き抜ける風などテロワールの恩恵を受けています。ヴィニュロンであるブルーノ・マルタン氏は、父の代からの自然農法を受け継ぎ、化学除草剤などは使うことはしません。現在はビオロジックを導入し、認定も受けています。
写真 左のプレスティージは、ブライの風土とマルタン氏のワイン造りの根底が良く表れているキュヴェで、低温マセラシオン、天然酵母による 醗酵、ソフトプレスを行い、バリック(新樽1/3、1年樽1/3、2年樽1/3)にて熟成しています。はっきりと力強い果実の濃縮感、チョコレートやカカオ、ペッパーや香木のスパイシーさや土の香り、細やかさのあるタンニン、シルキーな舌触りの飲み口は優しくも深みとボリューム感に富んだブライでも指折りのワインです。
ルケ “オペラ・プリマ”
「まったく新しい手法で造られた、高品質なルケ」という意味を込めて「オペラ・プリマ(第1作、最高作品)」という名前を付けています。
現当主ルカ・フェラリスが、創業者である祖父マルティーノに捧げたワインです。
造るのが難しいので毎年造るわけではなく、'13、'14VTは造っていません。ルケ種にはピノ・ノワール種との類似性があると感じたルカは、偉大なブルゴーニュに匹敵するようなルケのワインを造ろうと考え、まずは最高の葡萄が出来る畑を選ぶことから始めました。このオペラ・プリマは「ブリッコ デッラ ジョイア」と呼ばれる単一畑の葡萄を使っています。
アスティ側の南向きの斜面で、標高は285m。土壌はトゥーフォと呼ばれる火山灰が堆積して固まった凝灰岩で、樹勢が強くなりません。非常に日当たりが良いため、葡萄はしっかりと色づき、糖度の高い、粒が小さく凝縮されたものになります。畑を厳しく管理、グリーンハーベストを行い、収穫量を半分まで落とします。機械が入ることの出来ない急斜面のため、収穫は手摘みで行います。葡萄は厳しく選別し、温度管理したロータリーファーメンターで発酵させ、35~45日間醸しを行います。ステンレスタンク(ロータリーファーメンター)でマロラクティック発酵させます。品種の持つ個性を隠してしまわないよう、500Lのフレンチオークのトノー(新樽40%)で24~32ヶ月('15VTは18ヶ月)熟成させます。さらに12ヶ月瓶熟してからリリースします。
バックラベルにはボトリングナンバーを印刷しています。ラベルデザインは、ワインがブルゴーニュスタイルであることを意味しています。「2015年は私の人生で一番のオペラ・プリマができた」とルカは話していました。